TICAD/アフリカ開発会議とは

 TICADとは、Tokyo International Conference on African Developmentの略で、アフリカの開発をテーマに日本とアフリカ各国により議論が行われます。TICADの基本原則は、「オーナーシップ(自助努力)」と「パートナーシップ(協調)」です。
 TICADは1993年の第1回以来、2019年まで7回開催されてきました。毎回、貿易や投資の活性化、インフラ整備、教育支援、環境対策など、幅広いテーマが話し合われていました。50カ国以上が定期的に日本に集まる首脳級の国際会議は、他に例がありませんでした。今回6回目となるTICAD Ⅵはアフリカ側の強い要望もあり、初めてのアフリカ、ケニアの首都ナイロビ開催となりました。2016年8/27,28のことです。
 TICAD Ⅵにはアフリカ53か国,開発パートナー諸国及びアジア諸国,国際機関及び地域機関の代表並びに民間セクターやNGO等市民社会の代表等,約11,000名以上(会場内のサイドイベント含む。)が参加しました。また,安倍総理の同行ミッションとして,77団体の企業及び大学等の代表が参加し、各セッションにおいて日本の民間セクターの取組を紹介しています。
 今回のテーマは3つ。

テーマ(1)「経済多角化・産業化を通じた経済構造改革の促進」
テーマ(2)「質の高い生活のための強靱な保健システム促進」
テーマ(3)「繁栄の共有のための社会安定化促進」

これらに沿ったテーマ別会合や全体会合、各国首脳による個別会談等が行われています。また再度イベントとして市民社会やアカデミアによる多数のセッションが同時開催されていました。

JYPSはTICAD ワーキンググループを設立し、現地にメンバーを派遣し、サイドイベントの開催とユースの行動宣言の採択、新たなAfrica Japan Youth Platform (AJYP)を構築しました。JYPSはTICAD Ⅵに向けて、大きく4つの活動を行うことで、ユースのTICADへの参画と関心向上を促してきました。
 
 1点目に、政策提言です。ナイロビ宣言へのインプットを長期にわたり行いました。加えて、ナイロビ宣言の採択前に、ユースの行動宣言文の採択を行いました。同時に、様々な若者に政策提言の機会を提供しています。また、8月28日にはJYPSが加盟する市民ネットワーク for TICAD(African)とアフリカ市民社会によるTICAD Ⅵに関する共同声明を発表しました。http://afri-can-ticad.org/wp-content/uploads/2016/09/joint_press_statement_nairobi_160828_jp.pdf\


 2点目に、サイドイベントの実施です。まず、8月19日に都内にて「Youth on TICAD Ⅵ in Japan:Send our young voices」と題したサイドイベントを実施し、多くのユースにとってTICADを知り、理解を深め、そして発信する機会となりました。本イベントを通じて集約された意見はケニア現地でのサイドイベントに反映され、行動宣言文に集約されました。次に、TICAD開催期間中の8月28日は、ケニア現地においてサイドイベント「Youth on TICAD VI: Harnessing the power of youth to build a solid foundation for African sustainable development」を開催しました。日本の市民社会並びに数多くのアフリカユースと提携して実現したサイドイベントです。本イベントを通じて、ユースの社会参画促進と幅広いパートナーシップの構築を目的に、様々な背景や経験をもつ世界各国の若者が集いました。また彼らの声を広く集約したユースの行動宣言が採択されました。10月29日には和歌山県にて「和歌山からユースアクションを」を開催しました。和歌山の若者が集い、社会へ、そして世界へ若者としての意見を届けるべく、若者の社会参画について考える機会が地方のユースにも提供されました。また、TICADに実際に参画したユースの登壇により、TICADの認知度も高まりました。これらに加え、8月26日には、国連フォーラム&東京大学KOMEX共催勉強会「緊急直前:アフリカの今とTICAD VI 丸分かり勉強会」にJYPSも登壇しています。


 3点目に、政府との対話です。具体的には、国際母子栄養改善議員連盟での対話や市民社会のネットワークを通じた「TICAD VIに関する外務省と市民ネットワーク for TICADとの対話」を行いました。これらを通し、藤田TICAD担当大使に直接、ユースの意見を集約した行動宣言を手渡しし、質疑応答を行いました。


 4点目に、SNS及びメディア掲載を通じたTICADの若者への認知度向上です。TICAD開催前からJYPSのSNSを通じた情報発信を行いました。また、TICAD開催期間中にはケニア現地に渡航しているメンバーがリアルタイムで情報発信を行い、現地の様子をいち早く発信しました。また、アフリカをテーマにした日本初にして唯一のキュレーションメディアである「Africa Quest.com」にも活動が掲載されました。

 先述の活動を通じて、JYPSは様々な背景を持つ世界各国の若者の意見集約の機会をTICADの名の下に作り上げました。
 まず、政策提言についてです。8月19日(於:東京)、8月28日(於:ナイロビ)の二つのイベントを通じて作成、採択した「TICAD VIユース行動宣言文」は、計22ヵ国700名超のユースの声を反映し、計80超もの組織からの賛同を得ました。この宣言文は、8月28日のイベント当日、多国籍協働メンバーと共に、外務省のTICAD担当大使、及びケニアのthe Ministry of Public Service, Youth and Gender Affairsの長官へ、紹介し、提出されました。また、メンバーは日本帰国後に再度外務省を訪問し、宣言文を直接藤田TICAD担当大使に提出、意見交換を行なっています。
 次にその他のアクションによる成果です。日本国内のユースへのTICAD認知度は極めて低かったものの、SNSや実際のイベントでの発信を通じて、JYPSが関与したイベントに参加した若者の数は200名以上、SNSを通じてリーチした層は1投稿あたり2300名を超えることもあり、TICADとユースアクションの認知度にも貢献しています。

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